2017年6月29日 (木)

WEBデザイナーが使うBenQ PD2700Q セミナーに行って来た【AD】

モノを買うときはなるべく実物に触れてから、派。です。カメラにしても鞄にしてもディスプレイにしても。ただ、そうすると店頭展示のない(少ない)メーカーは検討対象から外れちゃうので不利になうのも事実。
それを補うためか、ベンキュー社は実際の製品を使ったセミナー開催に意欲的。
これは先日行われたBenQ PD2700QとAdobeCreative Cloud 2017を使ったWEB制作セミナーのレポートです。

BenQ PD2700Q セミナー_03

ワタシ自身はWEB制作を行わないのですが、先日、BenQ PD2700Q リーズナブルなデザイナー向け実力派ディスプレイ【AD】を書いた縁で、このセミナーに参加してきました。

この記事は、reviews(レビューズ)より依頼した企画です。

このエントリーは記事広告です。上述したご縁でセミナーに参加しています。
さらに、セミナーでは後半、軽食と飲み物のサービスがありました。

BenQ PD2700Q セミナー_04

会場はシェアオフィス&イベントスペースのいいオフィス
そのイベント空間にずらりと並んだPD2700Qはなかなか壮観な眺め。先日までレビュー用に毎日のように使っていたので新鮮さは無いかと思っていましたが、空間と数で印象は変わるものですね(笑)
セミナー参加者にひとり1台、PD2700Qが用意され、PCは持ち込む人は自分のものを、そうでないひとはベンキューが希望OS(Mac or Win)のマシンを用意していました。
(ワタシはMacBook Pro Late 2016を持参。接続はMacBook ProのUSB-CをTUNEWEAR ALMIGHTY DOCK C1を介してHDMI出力したものを(PD2700Q同梱ケーブルで)PD2700Qに入力しています。

BenQ PD2700Q セミナー_05

冒頭はBenQ PD2700Qの製品プレゼンテーション。
この部分は先日書いたエントリーと重複するので割愛しますが、PD2700QのPDがプロフェッショナルデザイナーを意味するモノだというのは新鮮でした。なるほど。
DualViewがPD2700Q、PD3200Uにのみ搭載されている理由が明確です。
デザイナー向けであるとともに、多くのユーザーにアピールする部分としては、フリッカーフリーやブルーライト軽減に代表される目に優しい機能があげられます。

ベンキュー社の製品は以前から眼の負担軽減を意図したアイケア機能の搭載に熱心ですが、PCに向き合う時間が長時間になりがちなWebデザイナーには重要なポイントといえるかも知れません。

BenQ PD2700Q セミナー_06

本篇とも言えるPD2700QとAdobeCreative Cloud セミナー
講師はフリーランスのWebデザイナー、黒野明子さん。
実務も講師もという実力を感じさせるひとですが、非常に気さくで、フォローの上手な方だったのが印象的でした。
写真はPD2700Qをピボット機能で縦位置に変える黒野さん。

BenQ PD2700Q セミナー_07

デュアルビューをDreamweaverでコーディングする部分はCAD/CAMでコードの視認性をあげ、Photoshop側はsRGBで使うなど、ああ、なるほど、WEB制作ってこういう世界なんだなあと感じ入ります。

BenQ PD2700Q セミナー_08

上がPD2700Qのデュアルビュー、下が持参のMacBook Pro Late 2016。

BenQ PD2700Q セミナー_09

DreamweaverとPhotoshopの連携など、知っていると知らないでは作業効率が3倍違いそうなTipsも織り交ぜ、盛り上がる会場。
製品に触れる体験会、は増えてきたけれど、このように実務でどう活かせるか、を実際に体感させるセミナー形式はとても有効だと思いました。
ベンキュー社の製品はオンラインで買えるけれど、その前に試したいと思うと展示している店は極端に少ないのが現実です。このようなセミナーや体験会を継続的に行っているBenQアンバサダープログラム は、その意味でとても有効なプログラムだと思います。

BenQアンバサダープログラム の案内

BenQ PD2700Q セミナー_10

あ、セミナーアンケート記入用のボールペンもお土産に頂きました(笑)

BenQ PD2700Q セミナー_11

BenQ PD2700Q 製品ページ

mono-logueでのレビュー(記事広告)

主な取扱店
Amazon
e-TREND
NTT-X STORE
TSUKUMO
ドスパラ

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2017年6月25日 (日)

ヤマト 2202 初日

宇宙戦艦ヤマト 2202 初日。レイトショー。終了が0時近いのにそこそこの観客。

入場者プレゼントがまだ残っていて、複製原画。

yamato2202

その複製原画を入れている封筒がカット袋を模していて懐かしい。
デジタルプロセスの時代になっても、記述内容を変えながらカット袋は健在なんだなあ。
昔は作画枚数が多くなるとむっちゃくちゃ重かったけれど、いまは軽いのか、どうなんだろう。

以下、ネタバレを多少含むので、未見の方で行くつもりの方は読むのをおやめください(笑)

正直な感想は、う〜ん。ってところ。
いや、設定は面白いと思うんです。

コスモリバースの副作用とも言える特異点をもって軍拡に乗り出していく地球政府。
長官は黙し、土方提督は更迭され、ヤマトに好意的なガミラス大使はその一方でガミラスの軍備再整備を地球と共同で行い(ドレッドノート級戦艦は、ガミラスのガイデロール級を基本としている設定)、その代金(?)として、統治しきれなくなったガミラスの植民星を地球に帰属させてる。
といった黒い設定はとてもいいし、シリーズ構成の福井晴敏氏のパンフレット序文

Yamato2202_2

と、オリジナルヤマトを規定した上で、新たなるヤマトを作ろうとする意思は感じるのだけど・・・。なんだろう、この2199に較べた空振り感。
演出陣が一新されてるのも関係あるとは思う。思うけど、そこまで悪い演出では無いし、盛り上がるシークエンスもちゃんとある。

・・・んだけどなあ、なんか消化不良な気分(ここで紀文と変換するか?新ATOK)

そうそう、ヤマトのデザインも微妙にリファイン。

Yamato2202_1

設定を見ると、メインノズルが大型化していたり、喫水線が少しあがっていたりするんだけど、これ、アナログ作画だったら反映できない微調整だよなあ。

スタッフロールに、シン・ゴジラの編集・VFXスーパーバイザーの佐藤敦紀氏はじめ、何人かの知人の名を見る。
いいなあ。どんなカタチであれ、ヤマトに携われるというのは羨ましい。ホントに。

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2017年6月24日 (土)

丸和運輸機関@Amazon

クロネコヤマトのAmazon撤退をにらみ、独自の配送網構築に動くアマゾンの中核配送業者になりそうな丸和運輸機関。連日の株価高値更新を続けているらしいけれど、さっそくキタ。

木曜夜、急遽オーダーしたXX(この話は後日書くかも)、ヨドバシ派のワタシだけど、ヨドバシで1万円弱のものが、Amazonだと8千円強だったので今回はAmazon。

Amazon_01

ヨドバシだと金曜着だけど、アマゾンだと土曜着。
千円違うと、まあ、仕方ない(にしてもヨドバシの配送システムも本気だよなあ)
お、偶然かどうかはともかく、デリバリーは丸和運輸機関だ。
見せて貰おうか、アマゾンの新型・・・(以下略

で。今朝(土曜の朝)配送状況を確認すると

Amazon_02

えっと、なに?
寝ててピンポンに気がつかなかったとかはない。

仕方なく電話を掛けて調べて貰うと
「今日、配達予定です」
そんなこと分かってるってば(^_^;

配送業者はシステムもさることながら、(ラスト1マイル中心に)依然、属人性の高い部分の残る分野だけど、
同社が個人運送業者を組織化し、アマゾンの当日配送サービスを担うとしている。
が、どうなるのか、気にはしている。

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2017年6月23日 (金)

音の良い骨伝導ヘッドホン :AfterShokz TREKZ TITANIUM

骨伝導ヘッドホンって、技術的には面白いけれど音はぜんぜんダメだよね。と思っていた。
・・・ら、思い込みより相当良かった。それがAfterShokz TREKZ TITANIUM(アフターショックス トレックス タイタニウム)。
BluetoothでiPhoneと接続する骨伝導ヘッドホンです。

AfterShokz TREKZ TITANIUM_01

ご縁があって、今回、アフターショックス社の日本総代理店となった(プレスリリース)フォーカルポイント株式会社よりTREKZ TITANIUMのサンプル品を提供頂きました。
冒頭に書いたように骨伝導イヤホンにあまりいい印象がなかったので、感触が良ければブログに書きますとお答えし(生意気で済みません)想像以上に良かったので、紹介を。
(ただし、後述しますが、すごい高音質、なんてことではないです・・)

AfterShokz TREKZ TITANIUM_02

AfterShokz TREKZ TITANIUM(アフターショックス トレックス タイタニウム)
IP55の防塵防水性能をもつ本体は、チタニウムフレームをラバーコーティングしたもの。
カラーは4色ありますが、ワタシにはいちばんシックな(?)ストレートグレーです。

Aftershokz_trekz_titanium_20

AfterShokz TREKZ TITANIUM_03

チタニウムバンドは折りたたみの出来ない構造ですが、写真のようにかなり柔軟で100,000回以上の耐久テストに合格を謳っています。
実際に10万回の耐久性を持っているかどうかは約2週間の試用では分からないものの、鞄に放り込んだり、ジャケットのポケットに入れられたりしても、何の問題も無かったことは書いておきます。

AfterShokz TREKZ TITANIUM_04

骨伝導ヘッドホンのなかでは高価な部類に入るトレックス タイタニウムですが、質感、触感ともに上質なもの。スポーツ系(?)ゆえ高級感という路線ではないものの、肌触り含め満足。

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骨伝導ヘッドホンは頬骨を振動させて音を直接内耳に伝える仕組みなので、先端はこのようなカタチ。

Aftershokz_trekz_titanium_17

一般的なヘッドホンのように耳をハウジングで塞いだり、インイヤー型のように耳の中に挿れたりしないため、圧迫感が少ないのが大きなメリット。
ワタシは耳の中に挿入するインイヤー型やより深く挿れるカナル型が実は苦手なので、このライトな装着感はとても◎

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耳を塞がないので周囲の環境音と共存し、アウトドア使用時に危なくない、というのが特徴のひとつですが、それは同時に遮音性が無いと言うことでもあって、環境音がうるさいと当然、音は聞こえにくくなります。

AfterShokz TREKZ TITANIUM_06

去年だったか一昨年だったか、骨伝導イヤホンをお借りする機会があって、当初すごく期待したのですが、残念ながら音という意味ではまったく納得できず、ブログにもしなかったことがあり、担当者氏の「骨伝導イヤホンはそういうものなので」のセリフも合わせ、骨伝導は技術的には面白いけど、音はダメダメ。と思い込んでいました。

AfterShokz TREKZ TITANIUM_07

その点、AfterShokz TREKZ TITANIUMは非常に良い音が鳴り(?)ます。
最初、夜の部屋で視聴したときは素晴らしいと思ったくらい(笑)
もちろん、よく聴くと低音は出ていないし、音の広がりも弱いので高音質というと嘘になると思いますが、骨伝導ヘッドホンへのネガなイメージを一新させてくれるものだったのは本当。

僅かな期間で骨伝導ヘッドホンそのものが大きくクオリティアップしたのかと、仕事帰りに量販店で他社のデモ機を試してみましたが、そちらはダメダメだったので、TREKZ TITANIUM自体のポテンシャルが高いのだと思います。

AfterShokz TREKZ TITANIUM_12

ただ、夜の静かな自室で使うと音いいなあ、コレ。と言うのは正しいのですが、通勤に使ってみたら地下鉄の車内や電車の車内など、ウルサいところでは外部環境音に完全に負けます。
音量をあげても、ウルサい中で(遮音無く)耳元で音を鳴らす印象です。骨伝導ヘッドホンはその構造上、音漏れしやすいのでその意味でも通勤電車には向かないと思います。
ジョギングやサイクリング、といった(比較的静かな)アウトドア使用がイメージされているのも宜なるかなで、IP55の耐汗性能と合わせ、ライトスポーツ用途に向いた製品なのだと思います。

Aftershokz_trekz_titanium_19

着用時

AfterShokz TREKZ TITANIUM_09

じゃあ、インドアなオマエには使い道ないじゃん、と言われそうですが、週末、家で仕事をしているときに使ってみたら非常に便利でした。
書斎(Mac Proのある仕事部屋)、和室(翌日使う機材のセットアップ中)、キッチン(珈琲くらい飲みに)が、別々の部屋で、かつ、1F2Fに分かれているので、書斎のオーディオ機器ではBGMにならないのですが、TREKZ TITANIUMはBT接続なのでMac Pro(あるいはiPhone)のオーディオライブラリを流し続けられるのは◎でした。36gという軽量でライトな装着感も軽作業に向いています。
メッセージの着信音も入ってくるし。

AfterShokz TREKZ TITANIUM_11

MicroUSBによる充電型で公称駆動時間6時間。

AfterShokz TREKZ TITANIUM_10

電源オン、オフ時にはLEDライトが点くものの、(電源オン状態では)通電ランプ等はありません。電源ボタンもスライドスイッチでは無くトグルボタン式なので、これは電源切り忘れ→気がつくと電池切れ、かと思いましたが

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iPhoneから動作状態、およびバッテリー残量が常時確認可能でした。

AfterShokz TREKZ TITANIUM_14

外部環境音を遮断しないのがウリの一方で、より音に集中したいときのために耳栓が付属するのですが、いや、そこまでするなら良いノイズキャンセリングヘッドホンを使う方が満足度は高いと思います(笑)

AfterShokz TREKZ TITANIUM_08

という訳で、シチュエーションは選ぶものの、圧迫感の無いBGM用ヘッドホンとしては実用性が高く、音も(骨伝導にしては、というエクスキューズがつくものの)良く、質感、触感ともに◎な、ワイヤレスヘッドホンでした。

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2017年6月22日 (木)

BenQ PD2700Q リーズナブルなデザイナー向け実力派ディスプレイ【AD】

デジタルで写真や映像、デザインを扱うとき、もっとも重要なデバイスがディスプレイです。高性能なカメラ、鮮やかなグラフィックも、正しく表示できるディスプレイなしにはベストな仕上げは出来ません。ディスプレイのクオリティは作品のクオリティを左右する重要な役目を担っています。

BenQ PD2700Q_01

BenQ PD2700Qは高い表示品質とデザイン作業に向いた機能を搭載しつつもリーズナブルな価格帯にある非常にコストパフォーマンスの高いデザイナー向けディスプレイです。
BenQ PD2700Q 製品ページ

この記事は、reviews(レビューズ)より依頼した企画です。

このエントリーは記事広告です。執筆までにおよそ1ヶ月弱、PD2700Qを実務で試用して感じた部分へのレビューです。弱点も含め書かせて頂いています。
mono-logueでの記事広告ポリシー

BenQ PD2700Q_02

最初にBenQ PD2700Qのアウトラインをおさらいしておきましょう。この製品の立ち位置を理解した上でレビューするのが、大事だと思うからです。
ベンキュー社は非常に多くのディスプレイラインナップを持っていて、それぞれ特定の用途に最適な機能を搭載しているのが特徴です。ゲーム、オフィス、マルチメディア・・・と分類されたラインナップの中でPD2700Qはデザイナー向けにカテゴライズされています。高精細なグラフィックスを扱う用途をメインに据えた、高解像度(2560x1440pixel)、10ビットの色深度、カバー率100%のsRGB、Rec.709はじめ多彩な色空間プリセット、DualView機能、ピボット機能、フリッカーフリーを特徴とする高機能ディスプレイです。

以下
・基本機能 PD2700Q アウトライン
・ハードウエア仕様
・ピクチャーモード
・デュアルビューモード
・画質
・総合評価
の順で見ていきます。

BenQ PD2700Q_03

PD2700QはWQHD(2560x1440pixel)の解像度を持つ27inchディスプレイ。
ベゼル幅は標準的で写真のように横幅641mm、高さは最も低くした状態で417.3mm、高くした状態で547.3mm。上下昇降幅は130mm。この130mmの上下可動幅はかなり有効で、後述する25°のチルト幅と合わせデスクや椅子の高さからくるディスプレイ面と顔の高さ合わせに充分な可動幅を持ちます。

BenQ PD2700Q_04

側面から見た可動幅。上下に130mm、チルトに25°(-5°〜+20°)。

BenQ PD2700Q_05

そして高さいっぱいに上げた状態から90°回転させるピボット(縦横90°回転)機能を持つのも大きな特徴。PD2700Qは同種のディスプレイの中ではかなり軽量な部類に入るため、回転がスムーズなのも好印象。

BenQ PD2700Q_06

90°縦表示したPD2700Q

写真から分かるように、本レビューはMacにPD2700Qを接続して試用しています。MacOSは10.12.5 Sierra。PD2700QはMac OS Compatible‎とWEB製品ページに記載されている一方、ユーザーガイドには「BenQ LCD モニタの利点を最大限に生かすには、BenQ LCD Monitor CD-ROM に格納されているBenQ LCD Monitor ドライバをインストールする必要があります。」とあり、にもかかわらずそのドライバはWin用でサポートページ等を見てもMac版の提供はありません。

これについてベンキュー社に問い合わせしたところ、「Mac OSではドライバ不要」でWin版のみ同梱されているDisplay Pilotソフトウェアについても「これによりインストールしないとできない機能やクオリティに影響することはございません」との回答を頂きました。

BenQ PD2700Q_07

映像入力は3系統、HDMI、DisplayPort、Mini DisplayPort。このほかにUSBアップストリームが1系統、ダウンストリームが2系統、ヘッドホン出力が1系統あります。

BenQ PD2700Q_08

USB端子はHUB的に使用でき、PC本体がディスプレイから離れている場合、便利ですがUSB 2.0規格なので速度的にカードリーダーやストレージといったデバイスを繋ぐ用途には向きません。マウスやキーボードといった低速デバイス用と割りきる必要があります。ここはちょっと惜しいなあと思うところです。

BenQ PD2700Q_09

液晶パネルはIPS方式のパネル。この価格帯の製品はTN,VAパネルも多い中、表示品質に優れるIPS液晶を使っています。一般的にIPS液晶はTN,VA液晶に較べコストが高いものの表示品質に優れ、視野角が広いのが特徴です。
PD2700Qも上下左右の視野角178°を持っていて、見る角度で色が転ぶことが少ないのが◎。ここがデザイナー向けとされる所以でしょうか。

視野角が広いと制作作業時はもちろん、複数の人間がならんで同じ画像を見ながら評価や打合せをするときに見ている色がズレないというメリットがあります。

BenQ PD2700Q_10

逆にIPS液晶はTN,VA液晶に較べ原理的に応答速度が遅い弱点もあります。ゲーム用途に特化したディスプレイがTN,VA液晶を採用するのもそこに関係があると思います。しかしPD2700Qは公称応答速度4ms(GTG:中間階調応答速度)‎とゲーム特化型に較べるとやや遅いものの、実用十分な応答速度を持っています。グラフィックスやデザイン用途では問題にならないはずです。

MacBook Pro(Late 2016)のセカンダリーディスプレイにPD2700Qを接続して、ミラーリング。同じQuickTimeムービーを再生した例。

接続はMacBook ProのUSB-CをTUNEWEAR ALMIGHTY DOCK C1を介してHDMI出力したものを(PD2700Q同梱ケーブルで)PD2700Qに接続しています。動画は1920x1080 / 60Pで撮影していますので、一コマの差は0.016秒となります。

BenQ PD2700Q_11

上記ムービー再生時、PD2700QはRec.709モードで表示を行っていました。PD2700Qの大きな特徴のひとつが高精度の色表示。
特にカバー率100%のsRGBと、HDTV(ハイビジョン)の基本色空間であるRec.709をボタンひとつで切り替えることが出来るイージーオペレーションは、手軽に、かつ高い精度で色の確認、および補正作業ができることに繋がっています。

BenQ PD2700Q_12

これらピクチャーモードの切明をはじめ、各種設定を行うのがOSD機能で、PD2700Qの場合は横位置のとき、向かって右の側面に電源オンオフを含む6つのボタンがあり、画面に表示される表示とボタンの機能が1対1で連動する分かりやすいインターフェイスになっています。
・・・のですが、前述のピボット機能を使ってディスプレイを縦に回転させるとき、つい触って設定が変わったり電源を落としたりしてしまうので、ピボットを多用する場合には、OSDロック機能を使って、ボタンを無効にするのが良いかも知れません。

Benqpd2700q_14c

コントロールボタンを無効化するOSDロック機能。
なお、OSDの表示は18の言語設定が選べます(この図は日本語を選択した状態)

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ピボットしてPD2700Qを縦表示にすると操作ボタンは下位置にきます。この状態でボタン操作およびOSD操作は困難なので、やはりPC上からコントロール出来るDisplay PilotソフトウェアはMac版も欲しいというのが正直なところです。

BenQ PD2700Q_14

ピクチャーモードプリセットはユーザー設定を含む9種類。
前述したsRGB(カバー率100%)、Rec.709のほか、スタンダード、CAD/CAMモード(コントラストが高く、線の視認性が高い)、デザインモード(英語OSDの場合は「Animation」と表示されます)(暗部のディティールを持ち上げる:10段階の調整機能付き)、ダークルーム(暗室)モード(スタジオなど照明を落とした環境下での作業に適したディティール優先)といった特徴的なピクチャーモード、さらにブルーライトカット、エコモードといった事務ワーク時に、目や消費電力に優しいプリセットを搭載するなど、簡単な操作で充実した使い分けが可能です。

表示を撮影しているのであくまで参考イメージですが、ピクチャーモードによる表示の違いをご覧下さい。

Benqpd2700q_14b

そしてPD2700Qの真骨頂と言えるのが、この充実したピクチャーモードを画面を二分割にして同時表示するDualViewモードです(写真は英語版OSDです)。

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DualViewモードは写真のように画面の右半分、左半分に違うピクチャーモードを設定できる機能で、ベンキュー社のディスプレイラインナップのなかでも、DualViewモードはデザイナー向けにカテゴライズされるPD2700Qおよび32型のPD3200Uにしか搭載されていないモードです。
本来はCAD作業時などで、操作画面はCGラインが見やすいCAD/CAMモードにしてレンダリング結果をsRGBでプレビューするといった使い方が想定されているようですが、動画素材の展開で映像用のRec.709の色味とWEB用にsRGBをチェックするといった用途にも有効だと感じます。
そのような目的には従来はディスプレイ自体を2台用意するしかなかったので、コスト、設置面積の観点からもメリットの大きな機能だと思います。

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もちろんユーザー設定画面を割り当てることも可能なので、アイディア次第で様々な使い方ができそうです。なお、あくまでひとつのデスクトップを半分づつ違うカラーモードをあてる機能で、2系統の入力を2画面にして表示する機能ではありません。念のため。

BenQ PD2700Q_17

スペック表に記載はないものの、液晶表面はノングレア系の光沢のないもの。反射による映り込みも鈍く拡散するタイプ。さらにちらつきのないフリッカーフリー仕様なので長時間の作業においても眼の疲れが少ないのも特徴です。
ディスプレイの品質は眼への負荷の多寡の側面も大きいと考えているワタシにはポイントが高いところ。前述のピクチャーモードにブルーライト抑制プリセットがあるのも◎

BenQ PD2700Q_18

このように画質も良く、機能、使い勝手も充実したPD2700Qですが、ハードウエアキャリブレーションを含めたフルスペックのカラーマネジメント機能は搭載されていません。
そのような厳密な用途には同じベンキュー社のディスプレイでもカラーマネジメントカテゴリーの製品(SW2700PT等)を選択すべきだと思います。

BenQ PD2700Q_19

PT2700Qはヘッドホン端子を持っているのは前述しましたが、ヘッドホンを掛けておくためのフックも付いているのはユニーク。
デスク上はどうしても散らかってしまいがちなので、こういう小さなギミックが嬉しいものです。

BenQ PD2700Q_20

IPS液晶を採用し、色表現、色の精度、といった画質のクオリティが高く、さらにDualViewといった独創的な機能を持ちながらも5万円前後の実売価格のPD2700Qは同価格帯のディスプレイの中では群を抜いたコストパフォーマンス製品と言っても良いでしょう。
なによりもベーシックに表示品質の良さが感じられる本機は実用性の高いデザイナー向けの中堅ディスプレイとして高い評価に値する製品だと思います。

以上、BenQ PD2700Qを実際におよそ1ヶ月使ってみてのレビューでした。
なお、ベンキュー社には製品試用などのイベントに参加できるBenQアンバサダープログラム があります。
実際に製品を試した上で購入したいといった場合に有効なプログラムです。
BenQアンバサダープログラム の案内

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