コマフォト5月号のブック特集がいい
コマーシャルフォト 2013/5 が明日発売。見本誌が届いたので雑感を書いておく。
巻頭はなんとマート&マーカス(表紙も)
フォトグラファー、特に海外のフォトグラファーには疎いワタシでも知っている「いま、もっとも旬な」フォトグラファーデュオ。マート・アラス&マーカス・ピゴット。
その作品集とコメンタリー。
名前はメジャーなのに、作品をまとまってみる機会が少ないふたりだけど、本人達が露出したがらないというのは今回初めて知った。
「同じ写真ばかり繰り返し撮るなら会計士の仕事と変わらないからね」という言葉にドキッとする。必見の巻頭特集。もっとページ多くてもいいのに。
特集「勝つための最強ブックを作る」もいい。
ブックやポートフォリオが重要、というのは誰しも同意するところだけど、じゃあ、どういうブックが正しいのか、と言えば自信を持って断言できる人はいない。
絶対の正解はないのだ。だけど、正解が無いから好きでいい、ってのとは違う。
この特集は仕事を取るためのブックという難しいテーマにシャープに取り組んでいて面白い。このあたりはもっと考えてみたいのだ。
最近、Facebookで仲良くさせて頂いている染瀬直人氏のアクションカム特集。氏の関わったソニー Action Cam 軍艦島のムービーは必見。
いいなあ、悔しい。軍艦島は秘かに(って書いていては世話が無い)計画を練っているところで、あー、先にヤラレタ、と思いつつ、これに対抗するには、XXしかない、とも思ってます(笑)
レギュラーである鹿野宏氏もお世話になっている方の一人。一眼ムービー連載はフレームレートのお話し。基本ではあるが、こういう話がコマフォトに(しかもフォトグラファーによって書かれ)載る時代が来たんだなあと思うと感慨深い。
プロダクトレポートではUHS-1対応のSDHCカード。
EOS 5D Mark IIIではCFとSDの両カードが使えるが、CFの方が快適でSDはセカンダリーと勝手に位置づけていたのだけど、UHS-1対応カードだと変わる?
計測結果も載っているけど、EOS 5D Mark IIIではほとんど恩恵無し。だって、EOS 5D Mark IIIはUHS-1には非対応だから。6DやKissは対応しているので差は出るかも。
実際、コマフォトのレポートでもNikon D800では明らかな速度向上結果が出ている(D800はUFS-1対応)。く、くやしくなんか、ないんだからねっ!・・・ファームアップで対応しないかなあ・・・。
ちなみに、ボディは非対応でもカードリーダーからの取り込みでは2.5倍近く高速化するので(記事中の計測結果)EOS 5D Mark IIIユーザーでも意味はある(はず)。もちろん、カードリーダーが対応すれば、だけど、ワタシが使ってるレキサーのものは対応してる。
で、個人的におおっと唸ったのが「データ・マネージャー」の仕事とは何か?という記事。
モノクロ4Pの記事だが、いま、気になっていたことが、すでに記事になっていることに、コマフォト編集部の情報感度を見る思い。
このあたり、ちょっと本気で考えたいと思ってる。
去年、ヤマキューさんこと、山本久之氏がD.I.T.養成セミナーを展開しているが、その結果の印象も聴いてみたいなあ。>お暇なとき、是非。
小ネタですが、コマフォト5月号の裏表紙はキヤノンのフルサイズラインナップ広告。
そう、こういう地味で真面目な訴求が似合うと思うんですよ。
1DXが赤、5D3がグレー、6はライトブルーがイメージカラーなんだっけ?
というより6はアンダーバー付きが正式なの?とか
フルサイズのEOS-1D Cをのけ者にしないで欲しいとかあるけど(笑)
という訳で今号のコマフォトは必読ですよー
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