大学で4K制作:Logかピクチャースタイルか、それが問題だ
大学で4K制作シリーズ。
シネレンズの話に続き、今回はLogについて。
クランクインまえ、高田助手ともっとも悩んだのが収録をピクチャースタイルで行くかLogでいくか、だった。
EOS-1D CにはLogがあるんだから、そりゃLogでしょ、と即答する方も多いと思うが、普段はEOS 5D Mark II、III の制作経験しかない我々が、Logを使いました。すごく良くなりました。なんてことはないのは重々承知。
LUTも、LUTを当てられるモニターやコンバーターも持たない(当然、運用ノウハウも)なかで、ちゃんとしたLogハンドリングが出来るのか。自信はないのが正直なところ。とはいえLogのアドバンテージも分かる。
事前にSpyderCheckrを入れ込んだ形でテスト撮影。
EOS撮影で一般的に選択されるニュートラル設定はじめ、全ピクチャースタイルおよびLogをシチュエーション別に4Kムービーで撮影。
スチル補正の専門家の協力を頂き、チャートの復元で定量的に色を戻せるか、つまりは編集ソフトでLogを定量的にコントロール可能なのか、試行錯誤。
ピクチャースタイルを追い込んでいく方法にも良さはあったが、結局、今後のノウハウ構築への意味もこめてLog収録を選択。
撮影時、主要なカットにはSpyderCheckrを入れたカットゼロを撮ってみた。
これが効果的に作用するか、無駄な努力に終わるかは、制作終了時に分かるはず。
そうそう、SpyderはAtomosとジョイントするので、この辺のノウハウが共通化してくる可能性はある。
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コメント
素晴らしいですね。それを悩める時代が来たって事ですね。
その試行錯誤は学生にとってもイイ経験かと。結果も大切ですが学校では失敗も学びですから色々とチャレンジして欲しいもんです。失敗というか間違いから新しいルックが生まれることもあるかもですね!
投稿: 高野 光太郎 | 2013年10月 8日 (火) 22時39分