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2018年4月11日 (水)

プロへの入門機あるいはセカンダリーディスプレイに最適:BenQ SW240 【AD】

CP+2018でstudio9の中原一雄さん(デジカメWatchのレポート記事)、フォトグラファーの東真子さんさんのステージ(エアロブレインのレポート記事)でモデレーターを務めて感じたのが、写真を本格的に扱う(あるいは扱おうとする)ユーザーのディスプレイへの関心の高さ。
CP+で発表となったBenQ社の最新型カラーマネージメントディスプレイ「SW240」をCP+直前から今まで1ヶ月以上に渡って試用した感想を、レビュー形式で書いていきます。

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結論だけ先に書くと、SW240はある部分で割り切ることでその画質、機能に較べ非常に安価な価格帯にある本格的なハイエンドディスプレイです。これから本格的に写真に取り組みたい最初のディスプレイとしての入門用として、あるいは写真や映像のプロが使うセカンダリーディスプレイとして好適だと思いました。
順にレビューしていきたく思います。

BenQ 24.1型 16:10 カラーマネジメントディスプレイ SW240 |  公式ページ

この記事は、reviews(レビューズ)より依頼した企画です。

このブログにおける【AD】【PR】等 表記と運用ポリシーについてはこちらをご覧下さい。
http://mono-logue.air-nifty.com/monolog/privacy_policy.html

このブログでレビューするSW240の主な特徴は
・基本仕様と他のBenQカラーマネジメントディスプレイとの比較
・カラーモードとハードウエアキャリブレーション
・ピボットによる縦位置写真、縦位置動画
・カラーモード専用ホットキーの搭載
です。

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ベンキュー社の豊富なディスプレイラインアップのなかで、写真のプロ向けと言えるカラーマネジメントディスプレイはこのレビュー執筆時点で4機種。SW240はそのなかで最新の製品であるとともに、もっとも安価な製品です。

サイズこそ24型とやや小ぶりで、解像度も1920x1200ですが、高画質パネルの代名詞であるIPS液晶やAdobe RGB カバー率99%、ハードウエアキャリブレーション対応の10-bitパネルに14-bit 3D LUTといった機能、性能といった部分では上位機と同等のハイエンド仕様。

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さらに1920x1200という解像度はアスペクト比(画面の横縦比)が16:10と、よくある16:9より縦方向に広い。これは3:2のアスペクト比を持つ一眼系写真に向いているだけでなく、MacBook Proの画面比とも同じ。
小さくとも本格派、に相応しい仕様といえるでしょう。

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上記のようにデュアルディスプレイとして使う場合、組み合わせるメインディスプレイ(や一体型PC)の大きさや画面位置によって、最適なセカンダリーディスプレイの高さも変わりますが、SW240はスタンドによる昇降幅が114mmあり、最適な高さに調整できるのも地味に評価したい部分。
さきほど、24型をやや小ぶりと書きましたが、机のスペースによってはこのくらいのサイズの本格ディスプレイが欲しいユーザーも多いはず。BenQの他のカラーマネジメントディスプレイはすべて27型以上なので、コンパクトなホンモノ、という意味でもポイントが高いかもしれません。

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背面
スタンド上部の持ち手に注目です。SW240はそのコンパクトさゆえ6.7kgと軽量なので運ぶのが楽なのですが、この把手によって安定感のある移動が可能です。
入力はHDMI 1.4、Display Port 1,2、DVI-DLがそれぞれ1ポート。
スピーカーは内蔵していませんがヘッドホン端子はあります。
ほかにUSB 3.1(高速!)ダウンストリームが2ポート、SDカードスロットがひとつ。
これは上位機であるSW2700PTと同じどころかUSBの速度は凌駕しています(SW2700PTはUSB 3.0)。

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入力切換、各種設定は全面ボタンとオンスクリーンディスプレイ(OSD)で行います。

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スイーベル(左右首振り)は左右45度。

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ティルト(上下首振り)は-5度からプラス20度。
と同クラスの価格帯のディスプレイの中では優秀な部類に入ります。

BenQのカラーマネジメントディスプレイ他機種との比較。(SW320は触ったことがないので除外しています。他の機種は試用しました)

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SW271は昨年1ヶ月以上試用させて頂き、非常に好印象だった4Kディスプレイです。(レビュー)仕様的にもSW2700PT、SW240より1ランク上のスペックですが、価格的にもSW2700PTの倍、SW240の2.5倍になるので、ちょっと手が出ないひとも多いと思います。

そのSW271と画質、色再現性では遜色が(ほぼ)ないのですから、SW240の価格性能比が光ります。
ただし、気をつけたいのがSW240は遮光フードがオプション(別売り)だという点。
厳密な色を扱う作業に効果的な遮光フードですが、SW240専用のフードは1万円以上します。そのため、フードを足すと上位機SW2700PTとの価格差は非常に縮まってしまい、SW240の優位性はコンパクトであること、16:10の画面アスペクト比を持つこと、くらいになってしまいます。ベンキュー社にはSW240の遮光フードバンドルモデルを6万円くらいでラインナップして欲しいなあと思います。

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iMacとデュアルディスプレイを構成したSW240。
iMacとは(SW240)付属のミニディスプレイポートで、テーブルに置かれたMacBook ProからはHDMIケーブルで繋ぐと前面ボタンで簡単に2台のPCのセカンドディスプレイを切り替えられることになります。

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映像編集のためのピクチャーモニターとしても優秀です。

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Adobe RGB、sRGBといった写真用カラーモード以外にも、Rec.709やDCI-P3といったビデオカラーモードもプリセット搭載されていてOSDから切り替え可能なのは実用度が高い。

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3段階に階調表現をシフトさせたモノクロモードの搭載もユニークです。
個人的にはPhotoshopのアクションで、モノクロ変換をショートカットキー一発で出来るようにしていますが、SW240のモノクロモードは1枚1枚の画像だけでなく、Bridgeのようなセレクト時にも使えるので明らかに便利だと思います。

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高品位なカラーマネジメントディスプレイを謳うだけに工場出荷前管理も厳密です。
これは梱包のいちばん上に添付されたファクトリーキャリブレーション報告書。
工場出荷時に1台1台キャリブレーションを行い、高精度かつ品質がばらつかないクオリティコントロールをしています。

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じゃあ、そのまま使えばいいじゃん、ユーザーが自分でマネジメントする意味は?と考えるひともいると思いますが、液晶パネルはいわば「鮮度のある部品」。使ううちにカラーバランスが微妙にズレてくるのです。
それをユーザーレベルで調整するのがキャリブレーション。それを十全に行うにはサードパーティ製のキャリブレーターが必要ですが、2〜400時間(使用時間)に1回使うモノなので、ユーザー仲間でひとつ買ってシェアするのも一案かもしれませんね。

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SW240は上位機同様、ピボット(回転)機能を持っています。

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これにより縦位置での使用が可能になります。余談ですが本体が軽量な分、このピボットのしやすさは他のピボット対応ディスプレイのなかでも群を抜くスムーズさだと思います。(閑話休題)

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縦位置写真の表示、には絶大な効果を発揮します。セレクト時はむろん、画像編集時にも最適です。
ただし、このようにメインディスプレイの右側にセカンダリディスプレイとしてSW240を配置し、縦位置使用するとベゼルのいちばん厚い下部がメインディスプレイに接することになり、せっかくの狭枠ベゼルが活かせないのはちょっと惜しい。

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セカンダリーディスプレイとしてSW240を縦位置で使う場合、このようなディスプレイ設定になりますが、ディスプレイ表示のピボット設定をセカンダリー側で行うと操作が非常に難しくなるので

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「ウインドウを集める」を押して環境設定ウインドウをメインディスプレイに集約して設定するのがオススメです。(豆Tips)

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ディスプレイを縦位置にするとオンスクリーン・ディスプレイ(OSD)は自動的に合わせて表示(させる設定がデフォルトです)されるので◎

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このあたりの使い勝手は良く検討されている感じがして好感が持てます。

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縦位置モードは写真以外でも、近年サイネージ広告等でニーズが増えてきた縦位置動画編集や、

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インスタグラムで伸びているスクエア(正方形)動画の編集にも好適です。この状態で作った作例はこちら

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中程で、カラーモードの切換はOSDから・・・と書いて、それは嘘ではないのですが、SW240にはさらにカラーモード切り替え専用のホットキーボタンが搭載されました。

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このボタンを押すと、3つのカラーモードをトグル操作で選ぶことができます。

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初期状態のカラーモードプリセットは
Adobe RGB、sRGB、モノクロの3種類

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この3種は設定で別のカラーモードを割り当てることが可能なので、ワタシは映像編集用にRec.709とDCI-3Pを割り当てて見ました。
この映像用カラーモード切替がボタンひとつでできるのは映像制作時に非常に効率的に思います。

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本格的な写真、映像用ディスプレイが欲しいけれど、最初はできるだけコストを抑えたい(でもイイものが欲しい)ユーザーの入門用、そして、ローコストに高品質なデュアルディスプレイ環境を構築したいプロ&ハイアマチュアのユーザーに、最適な有力選択肢になると思います。
SW240 公式製品ページ

CP+のBenQブースでも活躍されていましたが、ベンキューには、アンバサダー制度があります。購入前に実際にモニターする機会がある(あくまである場合もある、ですが)のは、特に実物を触る機会の少ない製品の場合、とても良いことだと思っています。
BenQアンバサダープログラム

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