GITZO トラベラー GK1580TQR4の雲台を RRS BH-25LRに交換する
テーブル三脚を除き、ワタシの持っている三脚の中で唯一そのまま機内持ち込みのできる三脚、ジッツオのトラベラー三脚、GITZO GK1580TQR4の雲台を RRS : Really Right Stuff (リアリーライトスタッフ)の小型雲台、BH-25LRに交換しました。
意外に面倒だった交換手順を書いておきます。
左:GITZO GK1580TQR4 の雲台 GH1780TQR(専用品)
右:Really Right Stuff BH-25LR (プレートは別売り)
ジッツオのトラベラーは2013年の夏にお借りして、そのまま晩秋に購入したもの。
国内も国外もずいぶん一緒に旅をして活躍してくれたけれど、このクイックシュー構造がどうしても馴染めず、セットアップの手間とあわせて、去年の夏、同じジッツオのマウンテニア GK1542-82QDを買い足しました。
とはいえ、トラベラーをお蔵入りするのはもったいないので雲台を換装しようと思ったのです。
条件は、「トラベラーの可搬性を犠牲にせずに、アルカスイス互換雲台に換装」すること。
これが意外と難題で、ご存じのように(?)トラベラーは脚が反転格納されるトラベル三脚の先駆。雲台はその反転した脚の間に収まるように雲台側面に凹が設けられています。
さらにGK1580TQR4 の雲台 GH1780TQRは専用品で、太ネジが雲台側に付いています。
え〜。
機材箱をひっくり返し、GK1580TQR4購入時の付属品を探し出します。
このネジと上の円盤が雲台交換用のパーツでした。(後述しますがBH-25換装時には円盤は使いませんでした)
GK1580TQR4 取扱説明書
左下 15がそれ。(無くしてしまった方のために写真、クリックすると大きくなります)
ちなみに 12 が、ワタシが馴染めなかったクイックシュー説明部分。
マウンテニア GK1542-82QDの雲台、GH1382QDを付けてみました。
ちょっとアンバランスですが、これはこれでありな感じ。ただ、定価で6万円しちゃうのがなんとも。
円盤パーツを使わずにGK1580TQR4付属のネジでRRS BH-25LRを付けてみました。
BH-25にはプレートが付いてこないので、仮にRRSの汎用L字プレートを付けています。
そう、BH-25LRは小型軽量のアルカスイス互換雲台なので、TPOにあわせてプレートを使い分け出来るのが大きなメリットです。
GK1580TQR4 (脚 GT1551T + 雲台 GH1780TQR) 1230g
GT1551T + GH1382QD 1493g
GT1551T + RRS BH-25LR(プレートなし) 1166g
GT1551T + RRS BH-25LR(GH1382QDのプレート) 1211g
と、元のGK1580TQR4以下の重量でアルカスイス互換雲台のトラベラーになりました。
まあ、現行型のトラベラーはすでにアルカスイス互換雲台なんですけどね。
ただ、GITZOのGH1382QDにある「水準器」「フリクションコントロール」はBH-25LRにはありません。(GH1780TQRにもありませんが) ここは割り切りが必要なところ。
写真左は 脚を反転させない状態のトラベラー GT1551T + RRS BH-25LR と マウンテニア GK1542-82QD
写真右が 脚を反転収納状態のトラベラー GT1551T + RRS BH-25LR と マウンテニア GK1542-82QD
旅行時に活躍するかわるビジネスリュック(機内持込可能)と。
脚を反転収納したトラベラー GT1551T + RRS BH-25LRなら、かわるビジネスリュックに収納出来、ということは、そのまま機内手荷物にできるという大きなアドバンテージが維持出来ました。
それぞれの雲台を並べてみるとこんな感じ。
という訳で雲台を交換してみたエントリーでした。
実は、この雲台換装トラベラー、すでに、この国立天文台野辺山 星空撮影会 で実戦投入。
何枚かの写真はこれで撮ったものでした。
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