AV機器

2019年2月23日 (土)

落語200席入りのウォークマン

落語入りウォークマン登場。33名の200席収録、「来福」レーベル10周年(AV Watch)
落語専門レーベル『来福』10周年を記念したウォークマン®「落語三昧200席」(SONY プレスリリース)

要はソニー・ミュージックダイレクトの落語レーベル「来福」10周年のグループ内コラボ製品で、ウォークマンSに200席の落語をプリインストールしたパッケージを注文生産する、という企画。(写真はプレスリリースから転載)

Rakugo

友人の若い女性にも落語ファンはいるので、必ずしもお年寄り向け企画とは言わないけれど、配信?なにそれ?CD?一枚づつプレーヤーにセットするのはよだきい(大分弁)な層には、プリインストールパッケージというのは確かにアリだと思う。

思うけれど、これ、ウォークマンが壊れたりしたらどうなるんだろう?と気になるけれど、AV Watchはじめ紹介しているメディア数社の記事にもプレスリリースにも、そこを触れている記事はない。CDが付属していることもなさそうだ。

公式特設サイトにも記述がなく、購入ページにいくと、やっとあった。

【ソニーストア オリジナルプリインストールコンテンツに関するご注意】
・プリインストールされているコンテンツ(楽曲、壁紙・画像データ等)は、一度削除したら元に戻せません。
また、新たにコンテンツの提供はいたしませんので、誤って削除されないよう十分にご注意ください。
・プリインストールされているコンテンツは、保証の対象外になります。
・本体の修理により部品交換や同等機種との交換となった場合、当該交換品はプリインストールコンテンツの無いものとなります。

えええ?

Nws310k_b

NW-S315K(S310のスピーカー同梱版)の実勢価格はAmazon等で1.8万円を切るくらい。
この落語三昧200席コラボは43,070円(税込)なので落語コンテンツ部分が2万5千円。
たしかに配信版を単品購入してまとめるより大幅に安価ではあるんだけど、う〜ん、いいのか?それで。

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2018年8月26日 (日)

音も外観も美しいヘッドホン:MEZE 99 CLASSICS

最初に美しい外見に魅惑された。そして、聴いたら美しい音に魅了された。見た目だけの製品ではなかったし、音質だけの無骨な製品でも無かった。
ルーマニア、メゼ社の木製イヤーカップを持つヘッドホン、MEZE 99 CLASSICS WALNUT SILVERのことだ。

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MEZE 99 CLASSICS WALNUT SILVER

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このレビューにあたり、MEZE社より該当製品(99 CLASSICS WALNUT SILVER)のサンプル提供を受けていますが、それ以外の利益供与(報酬等)は発生していません。
また、同社およびレビューズ事務局は記述内容に関与していませんし、事前に原稿を見せることもありません。公開後、内容の事実誤認等で訂正した場合は、修正部分を明示します(誤字脱字の修正を除く)。このブログにおける【AD】【PR】等 表記と運用ポリシーについてはこちらをご覧下さい。
http://mono-logue.air-nifty.com/monolog/privacy_policy.html

レビューズサンプリングキャンペーン参加中

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専用のキャリーケースに収納されたMEZE 99 CLASSICS WALNUT SILVER(以下99 CLASSICS)。ハードケースに入ったヘッドホン自体、初めてです。
相応に音にも意識的ではあるけれど、オーディオマニアにはほど遠いワタシの常用ヘッドホンは、仕事(映像編集)時はSONY CD900ST。リスニング用にはSONY MDR-1R。前者はモニターヘッドホンなので99 CLASSICSの比較対象はMDR-1Rなのでしょうが、CD900STもあわせて印象を書いていきます。

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木と金属と革で構成された製品。最初に魅惑されたのはこの外観でした。
少なくとも手の触れる部分にプラスティック等の樹脂部分はありません。
WEBサイトの解説によれば内部部品も同様で、すべてのパーツはナットとボルトで組み上げられ、接着剤も使っていないとあります。

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99 CLASSICS のルックスを印象づけるイヤーカップはウオールナット。美しく、かつ手触りの優しい木材で、公式ページではクルミ材と書かれています。たしかにクルミとウオールナットは同じといえば同じものなのですが、この方のブログで書かれているように日本の家具業界では違うものとして扱われています。
99 CLASSICS のイヤーカップはその意味で言えばブラックウオールナット材だと思います。

このパーツはCNCマシンで削り出された後、手作業でサテン仕上げされているそうです。

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付属するケーブル類。(写真には写っていませんが専用ポーチが付属します)
・3m ケーブル
・1.2mケーブル(マイク、リモコン付き)
・航空機用アダプタ ・ステレオジャックアダプタ
写真で分かるように99 CLASSICSのケーブルは両だしです。個人的には使い勝手は圧倒的に片出しですが、やはり伝送距離の差を嫌うのかもしれません。

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2本のプラグ部分、良く見るとLとRでパーツデザインが変えてあって、指先の触覚で左右が分かるようになっています。(写真左上)
左右ケーブルの接合部に小さなマイク穴があるのが、1.2mケーブル。この1.2mケーブルにはリモコン(後述)もあるので、iPhoneやAndroidでの使用が前提のようです。(写真右上)
3mケーブルにはマイク等はありません。(写真下左右) ケーブルはともにOFC。
ケーブルにはさすがに樹脂パーツが使われています。

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ケーブルを挿す前、挿した後。周到にデザインされた印象です。

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ケーブルを挿した状態の99 CLASSICS 。

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さて、実際に使ってみます(写真はイメージですが、99 CLASSICS 実機です)
モデル:Yuzu

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99 CLASSICS ヘッドバンドの特徴として、フィッティング調整がほぼ不要であることがあります。革製ヘッドバンドの内部に仕掛けがあるようで、自然とほどよいバランスにフィッティングされます。
音質指向のヘッドホンにありがちなきつめの締め付け感や圧迫感がないのが◎です。ただし、その分、密閉型ではあるものの完全な遮音性はなく、また僅かな音漏れがあります。
お詫びと注釈
掲載写真ではリモコンが右手側になっていますが、これは装着時のミスでリモコンのあるケーブルはL(左側)です。写真は間違っていますが、レビュー時はすべて正しい接続にて行っています。お詫びして(写真は)そのまま掲載します。

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ワタシ自身はあまりエージングによる音質改善を信じていないのですが、今回は4日間、約96時間に渡ってバーンインを行っています。振動板をはじめとする部材が物理的なものである限り、その慣らし運転は効果があって「も」不思議ではないとは思うので。

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1.2mケーブルのリモコンは1ボタンで、iPhone、iPadでの動作は確認しました(Androidでは試していません)。
シングルクリックで再生、停止。着信通話、切断。
ダブルクリックで次の曲へスキップ
トリプルクリックでバック。
長押しでSiri起動。
LightningコネクタのiPhone、iPadでの変換コネクタ経由での正常動作も問題ありませんでした。MacBook Pro、Mac Proでも動作したのはちょっと驚きましたが。
なお、音量調節機能はありません。

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音質は豊かで艶やか。音場が広がるイメージが特徴的です。ウオールナットのイヤーカップから柔らかく中・低音が出て・・みたいなプラシーボ的先入観があったのですが、逆に音は硬めというか粒立ちがはっきりしているように感じます。
モデルで協力頂いたYuzuさん曰く、「今まで聞こえなかった音が聞こえる」が言い得て妙で、音の解像感があきらかに高い印象。
また、高音がきっちりしているのも印象的で、音を演出するのではなく、全方位に正しく出すカタチ。とはいえモニターライクではなく、シックだけど艶やかな傾向。

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前述のようにヘッドバンドの締め付け感があまりないので、屋外での使用感も好印象。

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99 CLASSICS という名前やウオールナットのイヤーパッドから、クラシック音楽的なイメージもありましたが、ボーカルとの相性がとても良かったのが実際に使って感じたところ。
ミュージカルのサウンドトラックやジャズボーカルでは、吐息が感じられるような艶めかしさがあります。

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圧縮音源に高級ヘッドホンは役不足じゃね?というツッコミもあろうかと、SACDを対応プレーヤーで視聴もしてみましたが、年齢による経年劣化したワタシの耳では明確な違いを語ることはできないようです(笑)

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個人的にはそこまで本気で音を聴くときはスピーカーで聴きたいなあと思うほうなので、99 CLASSICS は気を張らない使い方で、なおかつ1ランク上の音楽を味わえるヘッドホンという位置づけでしょうか。

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革製のヘッドバンド。PUレザーですが、触感含め上品な質感が好ましく感じます。
ヘッドバンドフレームはマンガンスピリングスチールにコーティング。

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亜鉛合金に電気メッキコーティングしたパーツとのコントラストもとても美しく、好みです。
前述のようにすべてビスとナットで組み上げられ、接着剤もプラスティックも使われていません。

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イヤーパッドはやや薄め。最近の流行りは肉厚で大きいパッドに思うので、逆に大人っぽい上質感を感じます。
イヤーパッドは交換可能ですが、交換パーツが日本で普通に購入できるかどうかはWEBで見た範囲では分かりませんでした。(WEBにアクセサリーページはありますが、英語版サイトのように価格等が入っていないので。)この辺りは、後日、情報があれば追記します。
追記訂正
交換パーツ含むアクセサリーは、日本の正規代理店テックウインド経由で専門店やAmazonで普通に購入できると分かりました。訂正いたします(8/27)

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自宅やスタジオならともかく、街中で大型のヘッドホンってちょっと・・と思っていたのですが、こうみると悪目立ちすることもなく、イイ感じ。
まあ、モデルがいいのであって50代半ばのオマエがやると痛いよという意見はあると思いますが。

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イヤホンと異なりヘッドホンはフレームに触れるとゴツゴツとイヤーパッド(の中の振動板)が音を立てるのが常ですが、99 CLASSICS は金属フレームなので不用意に触れると、金属の反響音がします。
逆にケーブルの衣擦れ(タッチノイズ)はほぼ感じられず。

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撮影した日、かなり風が強かったのですが、快適なオーディオ体験ができたことは書いておきたいと思います。

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個人的には99 CLASSICS は自宅のリスニング用ヘッドホンの主力の座をSONY MDR-1Rから奪うカタチになりました。
音の粒立ちからくる全体音像の解像度と、音場の広がり、美しい残響が自分の好みだったこと、MDR-1Rのデザインも好きだったのですが、99 CLASSICSは触感においても、心地よさが上だったことが要因でしょうか。

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ミュージカルのサントラやジャズボーカルの描写が良かったので、映画鑑賞時のヘッドホンとしてもいけるような気がします。
そちらはまだ試していませんが、今後、使ってみて好印象なら、全方位に守備範囲が広がりそうです。

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Special Thanks モデル:Yuzu  yuzukihiromi.net

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2018年7月25日 (水)

BOSE QuietControl 30 : nagumono-logue 旅の道具

ナグモノローグは公私ともに親しくさせて頂いている凸版印刷のチーフフォトグラファー、南雲暁彦氏が実戦で使う道具セレクションを、南雲さんの写真と一言コメントで転載するカテゴリー。 今回は、Bluetooth ノイズキャンセリングヘッドホン BOSE QuietControl 30

Bose_quietcontrol_30

Photo by Akihiko Nagumo

nagmono-logue旅の道具
BOSE QuietControl 30 wireless headphones

言わずと知れたノイズキャンセリングヘッドホンの代名詞ボーズのQuietControlである。今回のフライトで今までつかっていたソニーのノイズキャンセリングイヤホンが時代遅れなのに気がついた。そう、今の iPhoneにはイヤホンジャックが無いのだ、、、変換プラグも忘れてきたし〜、という事で急遽フランクフルトの空港でゲット。Bluetooth、ノイズキャンセリング、ネックバンド型が選定の条件。バッテリーの持ち時間(10時間)と佇まいが決定の理由。何だかんだBOSEは使って見たかったしd(^_^o)

音質はまさにBOSE、並のイヤホンタイプとは別格の広い音響空間がしっかり形成され立体的でダイナミックなサウンドを聴かせてくれる。このサイズでこの迫力?!!という感覚は同社のスピーカーシステムと同じ、お馴染みのあの感覚だ。枠をこえている。BOSEは本当に音響空間を作るのが上手いのだ。
これをつけたあとにスカルキャンディのBluetoothイヤホンを聴いたらチャカチャカとオモチャが鳴っているようにしか聴こえなかった、、それまで喜んで使ってたのに(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)まあ、耳って慣れちゃうんですけどね。値段も6倍だし、、しょうがない。スカルは軽いからジョギング専用に、、

しかし。私の耳はピュアオーディオで慣らしているので、やはり専用カスタムケーブルで直につないだB&WのP5には解像度、レンジ共に敵わない事も確認。こちらはなんせ自然、滑らか、比べるとBOSEは作られた音場感を感じてしまう。。
ともあれ。こちらはワイヤレス&ノイズキャンセリング!!通勤やフライトにおいては恐らく最強のこのQC30、スマホアプリでもノイズキャンセリング量(12段階)の設定など可能!時代遅れになるまで南雲のパートナー決定である。

Text by Akihiko Nagumo (ここまで)

ワタシは4年前にBose QuietComfort 20iを買っていて、その後、骨伝導型のAfterShokz TREKZ AIRや充電しながら使えるLightningイヤホンであるcheero Earphonesも併用していますが、ワイヤレスでノイキャン・・は持っていないので、実は羨ましい(笑)

で、「ネックバンドが折り畳めないので、鞄のなかでかさばるのがネックですよね。これ。」(ネックとネック、掛けています)と、南雲さんに訊いたところ、
「これは首に掛けっぱなしであんまりしまいませんね^_^。」と・・・。

今度、店頭で試そう・・・(笑)

そんな南雲暁彦さんが参加する写真家47人によるモノクローム写真展 monochrome XVII “Documentary” が今月末から始まります

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2018年3月26日 (月)

Google Home とREGZAを連携させる

Macお宝鑑定団ブログで「東芝、一部4KレグザがGoogle アシスタントに対応」記事があったので、思い出した。
去年買った、このREGZA 40M510Xは、「一部レグザ」に含まれるのです。

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そして書いてなかったかもなのですが、うちには誰も使ってくれないGoogle Home Miniが、リビングの片隅に放置されているのです。
OK.Google、君の出番だ。

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いや、まずはREGZAのファームアップをしないといけないらしい。

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いつの間にかTVもアップデート > 再起動するようになったのですね(笑)

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OK Google。レグザにつないで。
「スマートフォンのグーグルホームアプリを・・・」

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ああ、面倒です(笑)
設定にはGoogle Home Miniと対応レグザの他に、アプリを入れたiPhoneが必要です。
ちなみにここを見ながら作業する方が楽なので、ネットに繋がったノートPCやiPadが別にあった方がイイと思います。

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なにやら「みるコレ」に登録しないとダメみたい。

REGZAとグーグルホームがお互いに理解しあうには時間がかかります。

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そして、ついにレグザとGoogle Homeは認め合う仲に。

「オーケー グーグル。テレビをつけて。」
「すみません。御役に立てそうもありません」

そう、テレビじゃダメで、最初にレグザと名指ししないとダメのようです(Q&Aに対策が書いてあるのですが該当箇所が見つかりません)。

Googlehomeregza_08

「OK Google,REGZAをつないで。テレビをつけて」
「電源の入っていないレグザは操作できません」

・・・レグザを電源オン。
「OK Google,REGZAをつないで。NHKに替えて」
「ピッ」
「おお!」 このくらいで感動する程度には手間暇をかけさせてくれます・・・(笑)

「オーケー グーグル。レグザを繋いで。テレビを消して」
・・・たぶん、Google Home Miniはまた放置されるような気がします。

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2018年2月15日 (木)

充電しながら使えるLightningイヤホン:cheero Earphones

一時期、iPhoneが高級イヤホン市場を牽引していたような印象を持っているけれど、Lightning端子化とそれと連動するかのようなイヤホン端子の廃止によって、トレンドはBluetoothによるワイヤレスイヤホンに移行したように感じます。
でもやっぱ有線接続が・・でも、Lightningは・・な状況下に、あのチーロからリリースされたのが「Lightning接続」「充電しながら使える」「(比較的安価なのに)LAMモジュール搭載で高音質」を謳うイヤホン「cheero Earphones with charging dock」です。

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リリースに先行してティ・アール・エイ株式会社より同製品の評価用サンプルを提供頂き、数日間実際に試用しています。それ以外の利益供与はありません。

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パッケージ。ちょっと上品な感じがいい感じ。
チーロのパッケージはポップなイメージだったけれど、これもアリ。

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ちなみにチーロの直販価格は3,680円(Amazon)3,780円(楽天、Yahoo)。発売記念価格はそれぞれ2,980円、3,080円。(すべて税、送料込み)なので、比較的安価な価格帯。
発売は今日(2/15)の正午かららしい。

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イヤホン端子が無くなったiPhoneは、
・Lightroom-イヤホン端子変換アダプタを使って既存のイヤホンを使う
・Bluetooth(ワイヤレス)イヤホンを使う
・Lightningイヤホンを使う
の三択になっていて、この製品は3つめのカテゴリー。

ワタシはいままで上ふたつのイヤホンを(状況によって)使い分けていました。
今回、Lightning接続のイヤホンをはじめて使うことになります。

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そしてLightning端子のソバに、充電用「Lightroomコネクタ」があるのが特徴。

これによって、音楽を聴きながらモバイルバッテリー等で充電できるのが何よりのアドバンテージ。
最近愛用しているBT骨伝導イヤホンは、電車の車内等に弱いのでいちばん使う通勤時に最適とは言い難く、そのとき活躍するBOSEのノイズキャンセリングイヤホンは使用中に充電できないので、帰路に不安が残ります。

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cheero Earphones with charging dock(製品名長いよ)は、その意味で実用性が高いイヤホンです。もちろん、同種の製品は他にもありますが、音の割に高価なのが微妙。
この製品は(後述しますが)値段の割に音がそこそこ良いのが好感の持てる部分。

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なぜか、アプリがあります(App StoreからDLする)。このアプリがなくてももちろん使えますが

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このアプリを使うとアプリ上からボリュームの変更(いや、イヤホンについているコントローラー使う方が便利・・)や、イコライザーの設定(3種のプリセットから選ぶのみ。たしかに音の質は変わりますが、効果的かというとウーム)が可能です。

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イヤホンのファームウエアアップデートもアプリから可能です。
この画面を見ると、本製品のベース製品がモロバレだと思うのですが、そこは気にしないようです。

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LAM(Lightning Audio Module)搭載を謳っていて、たしかに、3,000円を切る(発売記念)価格のイヤホンとしては実に気持ちのいい音をだします。
マイクもついていて会話(通話)もできるのですが、ワタシ、電話する相手が居ない寂しいひとなので、一度も試していません。

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カナル型イヤホンの弱点と思っているタッチノイズが少ないのも好印象でした。
LAMってLAMまでのケーブル部分でのタッチノイズは発生しない?(LAMモジュールと思うユニット以降のケーブル部分ではタッチノイズが発生します)

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イヤーキャップは3種類。
自分にはMは少し抜けやすく、Lはちょっと圧迫感あるかなあ、なところ。
この辺は言い出すとキリがないので慣れるしか無いかも

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製品の質感は価格よりだいぶがんばっているように思います。

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ケーブル長は120cm、重量は約25g(いずれも公称値)で、充電用二股部もあって、ちょい嵩張るのも実際。

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鞄に放り込んでおくために小さな巾着があるといいなあとは思いました。
写真はけっこう昔の同社モバイルバッテリー(たぶん)についていた巾着袋。
この数日はこれにイヤホン、Lightningケーブル、モバイルバッテリーを入れて鞄の中に。

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イヤホンって、上を見ても下を見てもキリがないジャンルですが、Lightningオーディオの実力(?)を知っておく上でも、C/Pの高いイヤホンだと思います。

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2018年1月 2日 (火)

Apple TV 4Kの付属品

2017年回顧録(アップル篇)で書いたように、昨年はアップル社製品をほとんど買っていない年でしたが、それでもApple TV 4Kを購入していました。

Apple TV 4K_01

我が家初のテレビ接続型4K再生機器であるとともに、初のHDR出力機器となります。
同じく昨年購入した比較的安価な4K REGZAはエントリー機にもかかわらずHDR対応なので、一気に4K HDR再生環境が整った訳です。
ただし、Apple TV 4Kは HDR10 と Dolby VisionのHDR方式に対応していますが、REGZA 40M510XはHDR10のみ対応でDolby Visionには非対応です。こういう場合、Apple TVが自動判別して出力を切り替えるのか違う挙動をするのかは、おいおい試してみたいと思います。

Apple TV 4K_03

さて、そんなApple TV 4Kの製品構成は非常にシンプルで、
・本体 ・Siri リモート

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・ACコード(Apple TVは小さいのに外部電源アダプタを使わないのは◎と思います)
・Lightningケーブル
あれ?Apple TVってiPhoneの充電とかできるの?と一瞬思ったけど

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Siri RemoteはLightning充電だったのですね。

Apple TV 4K_05

Apple TV 4Kの背面(リアパネル)には、ACコネクタ、Ethernetコネクタ、HDMI 2.0コネクタのみ。
あれ?USB-C充電端子があったハズなのに、と思ったら、4KじゃないApple TVにはサービスコンセント?としてUSB-Cついてるのに、Apple TV 4Kでは削られたんですね・・・。
だったらUSB ACアダプタも同梱してほしいなあ。

Apple TV 4K_07

とりあえず、4K REGZAに接続。
このとき、Amazon Primeに再加入しているので1月10日まではプライムビデオで映画が見放題。ガンダムORIGINやガンダムサンダーボルトを一気見しましょうか。

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2017年12月31日 (日)

2017年回顧録(特別編)

mono-logueはモノ系というか物欲系ブログなので年のまとめの回顧録もその年買ったもの報告。例年、エントリーは1コか、アップル篇、カメラ篇のふたつに分けるか、ですが今年は特別編を。

クルマ、買い換えました。SUBARU インプレッサスポーツから SUBARU XVへ。

SUBARU XV_107

5年前に(それまで10年乗った)ラウムからインプレッサに買い換えたときは、このクルマも10年くらい乗るのかなあと漠然と思っていたのですが、2回目の車検で買い換えるとは思っていませんでした。
いや、インプレッサもいいクルマだと思います。が。

SUBARU XV_100

この年末でちょうど納車から半年。
走行距離は4,800kim。月に800キロ走った計算です。
上を見たらキリがないクルマの世界ですが、ワタシにはこのクルマがちょうどイイ感じ。
カメラは背伸びしていいのを買うと(自分に言い訳という逃げ道を与えないので)イイと思ってるけど、クルマは身の丈大事(あ、自分の場合は、です)。

SUBARU XV_108

年末なので、クルマ、洗いました。

想定外の買い物としては、テレビが壊れたので、急遽、買い換え。

REGZA 40M510X_02

REGZA 40M510X
結果的に、家に安価な4Kテレビの導入になりました。

2017年回顧録(アップル篇) (カメラ篇

ほかにも給湯器が寿命(?)で買い換えたり、子供の塾費用がデュアルで掛かるようになったり、なかなか厳しい年の瀬です(苦笑)。

Seiko nano universe Limited Edition SCXP041_01

追記
Kumadigital-CC見て、あ、クマデジさんとお揃いで買ったジョブス腕時計を忘れていたので追記。
いわゆるベアウオッチというやつですね。他にもペアになった方がいるので、いつか並べて写真撮りたいデス。

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2017年11月 4日 (土)

グッドデザイン賞の骨伝導ワイヤレスヘッドホン AfterShokz TREKZ AIR

AfterShokz TREKZ AIRが発表、発売されたのは10月21日(AUGM Tokyo 2017)ですが、そのAfterShokz TREKZ AIRがグッドデザイン賞2017を受賞したと発表されています。
先行したTREKZ TITANIUMではなく、TREKZ AIRが受賞したというのもポイントかな。
シルエットはTREKZ TITANIUMの方がラインが美しいとも思うのだけど。

AfterShokz TREKZ_01

TREKZ AIR発表時に書いたように、TREKZ AIRはTREKZ TITANIUMの上位機ですが、基本的に音質等のスペックは同一です。異なるのは「より軽くなった」と「バンド形状の最適化による装着感の向上」。
そんなAfterShokz TREKZ AIRですが、評価用サンプルを提供頂き、2週間ほどほぼ毎日使ってみました。その印象を書いておこうと思います。表記と運用ポリシーについて

AfterShokz TREKZ_02

20%軽くなったと言っても僅か6g。とはいえ、フォルムの変更もあってとても軽くなったように感じます。
装着した感じも可愛いでしょ(笑)

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バンドは柔軟性のあるチタニウム。フィット感が向上したのも軽く感じるところでしょうか。
FBでメガネ着用の場合は?とあったので

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TREKZ TITANIUM with メガネ(下)とAIR(上)の比較。
えっと、モデルによる印象操作の意図はありません・・・

AfterShokz TREKZ_05

単体写真でのTREKZ AIR(上)とTREKZ TITANIUM(下)の比較
コンパクトなAIRとフォルムの美しいTITANIUM

AfterShokz TREKZ_06

操作部のレイアウトは同じだけど、ボリュームアップダウンボタンは少し小さくなった。
でも、意外とAIRの方が指先で操作を間違えないのは慣れたから(?)

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バンドはともにチタンだけど、AIRの方が細く、柔軟性に富んでいます

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ハウジング部

AfterShokz TREKZ_09

サイズ感はAIRがひとまわりコンパクト。
ちなみにクマデジタル氏にAIR掛けて貰ったら、届かなかった・・・_| ̄|○
バンド長さは調整できないので、頭の大きいひとは要注意かも。

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AfterShokz TREKZ AIRとiPhone 7 Plus

AfterShokz TREKZ_11

音質はTREKZ TITANIUMレビューの時に書いたように、骨伝導のなかでは、とエクスキューズ入れると、高音質。
とはいえ、周囲がウルサいときなど、外部要因に左右されやすいのは耳を塞がないメリットのウラオモテ。音質重視で選ぶとがっかりするかもと思うけれど、ランニングやエクササイズ時には
・軽い・外部の音を遮断しない・IP55の雨、汗対応
の点で非常に高ポイントを与えてイイと思っています。

AfterShokz TREKZ_12

没入感、のピュアオーディオではなく、動いているときに、耳のそばに専用スピーカーが浮いているような感覚と言えばいいかなあ。

AfterShokz TREKZ_13

チタニウムバンドのおかげで、左右独立型のBTイヤホンと違い、落とすリスクがない(に等しい)のも安心感。
ただし、そのバンドのせいで、例えば新幹線の座席など、ヘッドレストがある場合、そのもたれ具合でヘッドホンの位置がずれるのは悩ましい。

AfterShokz TREKZ_14

そうそう、AIRならではの特徴に、専用ケースが付属するというちょっとしたオマケ(?)がある。
これがなにげに便利

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iPhone 7 Plusとのサイズ感。

AfterShokz TREKZ_16

イヤホンに1万も2万もは出せない、というのも分かるし、逆に1万も2万も出す人はワイヤードで高音質な「オーディオとしての」性能を求めると思いますが、そのどちらでもない第3の選択肢として、高品質なワイヤレス骨伝導ヘッドホンというのはありだと思うのです。ええ。
(iPhone Xは買っていないワタシです・・・)

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2017年10月22日 (日)

AFTERSHOKZ TREKZ AIR : より軽くなった高級BT骨伝導ヘッドホン

昨日開催されたAUGM Tokyo 2017の会場でフォーカルポイントから発表された新製品が、AFTERSHOKZ TREKZ AIR
汗や小雨に強いIP55防汗性能をもつ軽量のBluetoothワイヤレス骨伝導ヘッドホン、AfterShokz TREKZ TITANIUMをより軽くした上位機種。(新型後継機ではありません)

AFTERSHOKZ TREKZ AIR_01

写真は先日、横浜のフォーカルポイント本社に(この製品を含む)製品プレゼンテーションを受けた際に撮ったもの。まだ量産前の個体なのでもしかしたら製品版と微妙に差違があるかも知れません。
このときにフォーカルポイント広報のうらりーさんに、別のブログエントリー(ピークデザインのアンカーリンクスストラップラインナップ)のモデルに協力頂いたので、今回のブログエントリーは記事広告ではなくバーターです(笑)

AFTERSHOKZ TREKZ AIR_02

もともとTREKZ TITANIUM自体、軽量だったけれど、TREKZ AIRはさらに20%軽量化し、約30gになったといいます。

AFTERSHOKZ TREKZ AIR_03

懇親会会場で試させて貰ったけれど、さすがに騒がしい場所なので音については現状わかりません。TREKZ TITANIUMは骨伝導ヘッドホンにしては高音質だと思いますが、骨伝導ヘッドホン方式自体、普通の街中程度までならいいけれど、それ以上うるさい場所には向かないので・・・。

AFTERSHOKZ TREKZ AIR_04

基本構造、操作法はTREKZ TITANIUMと同じ。
デザインはよりシンプルに。

AFTERSHOKZ Trekz Titanium_05

おまけ?として、製品プレゼン時に撮影したTREKZ TITANIUMとフォーカルポイント広報、うらりーさん。
TREKZ TITANIUMは4色展開ですが、AIRはスタート時はスレートグレーのみ。
少し遅れてカラバリがでてくるそうです。

AFTERSHOKZ Trekz Titanium_06

AFTERSHOKZ Trekz Titanium_07

AFTERSHOKZ Trekz Titanium_08

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2017年9月17日 (日)

テレビの音をアップグレードする:Olasonic TW-D9HDM

テレビを買い換えた時、心配したのは音でした。箱型のCRTから薄型の液晶になっていちばん割を食ったのがスピーカー。スピーカーキャビネットの容量という物理的な制約は他の技術では(少なくとも現在では)補いきれていない(と思います)。
で、それを解決しうる、テレビの音、アップグレード計画のため、Olasonic のテレビスピーカー、TW-D77OPTTW-D9HDMの2機種を東和電子よりお借りして試す機会を得ました。

結果だけ先に書くと、映画を含めちゃんとテレビに向かうときは価格以上の大きな効果を感じ、適当にテレビがついている状態ではメリットが感じられない印象でした。そして、2機種のうちではTW-D9HDMに軍配があがりますが、それは音の差というよりは使い勝手の差というべきものでした。以下、書いていきます。

Olasonic TW-D9HDM_01

このブログ記事は、テレビを買い換えたエントリーを読んだMacBSの日常生活日記さんが、Olasonic に紹介してくださり、同社よりTW-D77OPT、TW-D9HDMの2機種を無償でお貸しいただいて書くものですが、内容に同社のチェック等は入っていません。
内容に間違い、事実誤認があった場合には、元記述が分かる形で訂正します。(誤字を除く)

自分の理解も含めて最初に整理しておくと、Olasonic のテレビスピーカーには、今回試用したTW-D77OPT、TW-D9HDMにTW-D6TVの3機種が(現行機種として)あって、6<7<9と上位モデルになります。
6はパワードスピーカー単体モデルで、7と9がアンプとスピーカーのセット製品。今回はTW-D77OPT、TW-D9HDMのみを試用しています。

Olasonic TW-D9HDM_02

で、TW-D77OPT、TW-D9HDMは仕様を見る限り、スピーカーは同じでアンプ部の仕様が違うモデルのよう。
で、スピーカーは共通なのに、アンプ部が筐体デザインからしてまったく違うのも面白い。なにしろACアダプタも違って、かつ互換性がありません。

Olasonic TW-D9HDM_03

筐体デザインの違いは後述するレイアウト性に大きく関わってきます。一方、機能的な差としては

Olasonic

・HDMI入力 ・BlueTooth入力 が大きな違い
(出力W数も違うけれど、ここは差を感じなかった)
逆に言えば、デザインの違いを別にすれば、HDMIとBTが要るか要らないかで決めれば良いイメージ。

Olasonic TW-D9HDM_04

TW-D77OPTにはリモコンが付属し、TW-D9HDMにはないのですが、TW-D9HDMをテレビにHDMIで繋ぐとテレビのリモコンが使えるので必要性は薄くなります。
まあ、あとTW-D77OPTのリモコンは値段なりの見た目と使い勝手なので微妙。

Olasonic TW-D9HDM_05

取りあえずはD77OPT、TW-D9HDMを購入したばかりの4Kテレビ、REGZA 40M510Xに接続、聴き較べてみます。ソースは普通のテレビ放送に加え、映画「ガタカ」のBD版(そう、買いました)。マイケル・ナイマンの音楽、自分にとってのリファレンスのひとつでもあるのです。

REGZA 510Xシリーズは薄型テレビの中では音に気を遣ったモデルで、普通にテレビ放送を見ている分には不満は感じません。逆にD77OPT、TW-D9HDMを使っているとスピーカーが左右に広い分、音の中抜け感が出てしまう状況があり、妻などは「テレビからちゃんと音が出てる気がしない」という始末。音の広がり等は間違いなくD77OPT、TW-D9HDMがいいのですが、普通の番組で、かつ視聴距離が近い場合はそう感じるのも仕方ない部分があります。

Olasonic TW-D9HDM_06

一方、映画をはじめ、ちゃんと画面に集中すると、音の広がり感(BGMやアクションシーンで特に)や、セリフの明瞭度が明らかに向上します。
本気のユーザーはAVアンプにサラウンドスピーカーを設置するのですが、本機はそこまで本気にならなくても、それに近い(あくまで近い)音を得ることができるシステムです。
実際、ワタシも以前はAVアンプに中型のスピーカーを設置していたのですが、テレビの大画面化に伴い設置スペースが圧迫され、今回、家族の圧力に(音圧より強い)スピーカーの撤去を余儀なくされていたため、D77OPT、TW-D9HDMの恩恵は計り知れませんでした。
もちろん、サラウンドだとか言い出すとまるで及ばないのですが(というか機能が無い)、音が貧弱にならない、という点においては一桁高価いオーディオセットに匹敵する感があります。

ワタシはMacBSさんほど音にウルサくないので、正直、D77OPT、TW-D9HDMの差を感じる場面はなかったのですが(光接続)、ではどちらも同じだったかと言えば使い勝手としてかなり違う印象でした。

というのもアナログや光デジタル接続では、これらはオーディオアンプとスピーカーという独立した外部機器で、電源オンオフ、音量調整も別個に行う必要がありますが、HDMI接続の場合は電源オンオフはテレビに連動、音量調整もテレビのリモコンから行えるので、テレビの拡張のように意識せずに使えます。これは大きい。
ただし、TW-D9HDMのボリュームステップは50ステップ。うちのREGZAは100ステップなので、TW-D9HDM接続時にREGZAのリモコンで音量をアップダウンすると、画面表示の音量が2ステップづつ上下します。これは仕方ないとは言え妻の不興を買った部分。

このようにHDMI接続の恩恵は大きく、これがTW-D9HDMの大きなアドバンテージになります。ただ、そこにはARCという面倒なハードルがあるのですが、それについては後述します。

Olasonic TW-D9HDM_07

D77OPTは全高39mmとTW-D9HDMより1.2cm高い(最大部分)ので、テレビ台座部分の下に配置できるかどうかは微妙です。
一方TW-D9HDMは27mmと薄型設計なので設置自由度は高いと思いますが、運悪く?うちのREGZA 40M510Xはスタンド部の低いデザイン(スタンド部25mm)なので

Olasonic TW-D9HDM_08

テレビ裏側に配置することにしました。この手の配置は赤外線リモコンだとうまく動かなかったりするのですが、HDMI経由でコントロール連動するのでそのストレスはありません。
ただ、TW-D9HDMはフロントに音量ランプがあってこれがけっこう目にウルサい(特に暗くして映画を観たりするとき)ので、自分はパーマセル等貼ってしまうかなあ。
(今回は借りものなのでそういうことはしていません)

Olasonic TW-D9HDM_09

TW-D9HDMはBluetoothも搭載していてiPhoneやAndroidを無線接続。BTスピーカーとしても使えます。BTスピーカーはこの数年で一気に普及し、部屋のBGMには便利なものになりましたが、TW-D9HDMはその用途も兼用でき、音質も一般的なBTスピーカーよりはるかに良いのでD77OPTとの価格差以上に活用範囲はあると感じました。
NFCによるワンタッチペアリングにも対応していますが、ワタシ、iPhoneなので試していません(笑)

Olasonic TW-D9HDM_10

んじゃあ、mono-logueはTW-D9HDMのみ推しかというと実はちょっと違って、お借りしていた間、D77OPTを書斎のMac Proに光接続していたのですが(丸→角の光ケーブルが必要)これがかなり快適でした。
D77OPTは付属リモコンの他、上面に操作ボタンがあるのですが、これがPC用デスクトップにはぴったりで、マウス横にあるオーディオ操作系はじつに使いやすく、この用途ではTW-D9HDMより適切な選択肢かと思いましたね。PCからHDMIでつなぐメリットはないし。

と言うように、気軽に薄型テレビの音をグレードアップするのに好適なTW-D9HDMですが、その利点を支えるとともにハードルになっているのがARCという規格。

Regza_40m510x

なにそれ?ってひとも多いかと思うので簡単に。
Blue-Rayレコーダー/プレーヤーやAVアンプ、カメラ等からテレビに繋ぐのに、いまや標準になったのがHDMI。送り出し側、受け側とも対応していればオーディオやコントロール信号も重層してケーブル1本で送れる便利なものですが、基本、一方通行で画、音を送ります。
ARC(オーディオ・リターン・チャンネル)はそのうちオーディオ信号を双方向に送るもので、テレビのARC対応のHDMI(入力)端子とAVアンプやTW-D9HDMを繋ぐことで、テレビの音をアンプやTW-D9HDMに送ることができるのです(普通テレビにHDMI出力なんてないですから)。

便利だし、現行の薄型テレビには基本、搭載されている機能なのですが、まだ過渡期?なこともあって分かりにくいのが現状です(Olasonicのせいではないですが)。
例えばうちのREGZA 40M510XはARC対応ですが、ARCに対応するのは背面のHDMI入力1のみ。(これ、調べたらソニーやパナでも同様でした)最初、テストのためフリーにしてある側面のHDMI端子に挿して、あれ〜?音でないなあと悩んでいたのは内緒です。

さらにケーブルもARC対応ケーブルである必要があります。具体的にはHDMI 1.4以降のケーブルを使えば心配ないのですが、

Hdmi

店頭でみるとこんな感じになってしまいます。ARCの表記が(表面に)された製品は皆無に等しいし、HDMIのバージョンも書かれていないことが多いです。まあ、ハイスピード、とあれば大丈夫、ではあるのですが分かりにくいですよね。

HDMI Cable

そしてケーブル自体にも表記がないのが一般的で、ワタシも手持ちのケーブルがHDMI 1.4なのか1.2なのか、分からなくなったものがたくさんあります。
USB-Cもそうなのですが、外観が同じで機能、性能に差がある規格の場合、なんらかの統一表記がないと、結局、ユーザーの不利益と(その結果としての)不興をかうことになると思うんですよね・・・。これは一社でどうできる問題でもないし、ましてOlasonic の問題でもないのですが・・。

Olasonic TW-D9HDM_11

という訳で、比較的リーズナブルにテレビのオーディオをグレードアップ出来るという意味でハイC/PなのがOlasonicのテレビ用スピーカー。
イマドキのテレビで(映画やゲームといった)ちゃんと画面を見るならTW-D9HDMの一択、デスクトップPCのオーディオならD77OPTが使い勝手いい、というのがこの夏の結論。
Olasonicさま、長期のお貸し出し、ありがとうございました。

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