本/音楽

2019年3月21日 (木)

ビデオSALON 2019年4月号はパナS1/S1R特集

ビデオSALON 2019年4月号、発売。
パナのLUMIX S1&S1R特集。ビデオサロンは以前、パナ押しというかGHシリーズを取り上げることが多かったけれど、近年、見なかったので(失礼)久しぶりにルミックスの名を見た気がする。

ビデオSALON_2019_4_01

表紙もS1、記事を読む限り、かなり気合いが入った出来で良さそう。ライカ、シグマ、パナソニックの連合が今後、どう存在感を増していくのか楽しみ。
いま、移行する気は毛頭無いけれど、何年か後にはなにを主力機にしていても驚かないのがカメラだと思う。

気合い入った特集はS1/S1Rだけど、巻頭は鈴木佑介氏のソニーα6400検証。

この検証ムービーは素晴らしい。ジンバル系の動画撮影は自分の流儀じゃ無いと思っているけれど、こういうの見せられるとやりたくなります(笑)

ビデオSALON_2019_4_02

読ませたのが「グラフで見えてくる 映像産業の今と近未来」。
青山学院大の内山教授によるテキストで、例えば ↑ のビデオカメラとレンズ交換式カメラの国内出荷台数から動向を考えるなど、とても面白い。論説に全面同意はしないモノの、かなり肯かされた。

OM-D E-M1X & EM1Mk2_1

連載、アフターファイブは発売日にOM-D E-M1Xを預かっての検証と、オリンパスの開発者インタビューから。
誌面がモノクロページなので、カラー図版をこちらで。

ビデオSALON_2019_4_03

ライブNDの手持ち作例。
このスローシャッター表現が、NDフィルターも三脚もなしに撮れるというのは他社に無い独自性だと思う。

圧倒的な手ぶれ補正能力もオリンパスのアドバンテージ。


OM-D E-M1X + ED12-100mm from SAIKA on Vimeo.


これ、手持ち4K撮影しながら100mm(換算200mm)〜12mm(換算24mm)までズーミングしてる動画。今度出る12-200mmだとどうなってしまうやら。
ただ、手持ちだと、右手でボディ持って左手でズームリング回すので、その影響でブレ(揺れ)はでちゃう。
電動ズーム、欲しいなあ(笑)そういえばキヤノン、EOS 80Dでパワーズームアダプタを提案したけど、続かなかったですね・・。

可変ND_EOS R

で、いま、手元にある新兵器がコレ。
ええ、次のアフターファイブネタです。はい。

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2019年3月16日 (土)

カメラはiPhone! コマフォト4月号

コマフォトことコマーシャルフォトの2019年4月号が届いていた。
機材ピックアップはパナのLUMIX S1 & S1R。なぜか縁の無いパナカメラだけど、「手ぶれスコープ」はいいなあ。

コマフォト_2019 4月号_01

特集は、男を撮る。
蜷川実花さんのロングインタビューは読んでいて面白かった。

コマフォト_2019 4月号_02

南雲暁彦さんの連載、Still Life Imagingは、南雲さん趣味全開のアディダスシューズ。
毎号、作例と、撮影セッティング解説からなるこの連載、カメラはEOS-1D X Mark IIだったりフジの中判だったりするんだけど、今号のカメラとレンズは・・

コマフォト_2019 4月号_03

iPhone Xs
コマフォトでこうきたか、なインパクトだけど、iPhoneの画作りを評価するプロフォトグラファーは少なくないので、驚きはあるけれど、変化球では無いと思う。
アプリはProCam 6で、三脚マウントにはマンフロットのTwistGrip。個人的には同じマンフロットのManfrotto MCLAMPを使ってます。三脚穴が2方向にあるのが◎。
ただ、TwistGripの方がカッコイイよね(笑)

コマフォト_2019 4月号_04

CINE materialは、銃夢もといアリータ:バトル・エンジェル。
なんだけど、ジェームス・キャメロンにインタビューしてるのはさすが。

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2019年2月20日 (水)

シズルが大事:コマフォト、ビデオSALON 3月号

数日前に届いていたコマーシャルフォト 2019年3月号、今日、届いた(今日発売の)ビデオSALON 2019年3月号。

コマフォト&ビデオSALON_01

ビデオSALONの表紙はニコン Z7。そういえばZ7はファームアップでProRes RAWの外部収録に対応するんでしたね。これは大きなアドバンテージのハズ。この調子で他社もProRes Raw対応してくれないかなあ、できれば内部収録で。
コマフォトの表紙は・・・攻めてますね・・・(笑)

コマフォト&ビデオSALON_02

コマフォトの特集は「シズル撮影」
シズルは創意工夫と手間暇の合わせ技のプロフェッショナルな領域だと思っていますが、特集内で書かれているhue大手仁志氏のシズル考がそれに留まっていなくて良かった。

コマフォト&ビデオSALON_04

そしてシズル特集に呼応したのでは無いと思うけれど、南雲暁彦氏の連載はパウダーの舞う「動的なシズル」。先月号の中判デジタルから、今号はEOS-1D X Mark II。
そう、機材なんて適材適所、ですよね。ガンダムだからすべての戦場で最強、な訳もなく。

コマフォト&ビデオSALON_03

マンスリーアドで選ばれていた、いいちこの駅貼りB0ポスター。
あれ、これ、ウエールズの時の写真だよね?と思ったら、ホントにそうだった。
いいちこ40周年にあわせて、1992年のポジを引っ張り出したらしい。懐かしい。
いいちこ ウエールズ テレビCM。オフライン編集、手伝っていました。
YouTubeのコメントに、ナレーションは誰?細野晴臣?ってあるけれど、これ、河北秀也氏の声ですよね・・・。

コマフォト&ビデオSALON_05

ビデオSALONは、一眼用ジンバル特集。
そういえば、高田助手、Ronin-S買ったんだよなあ。
レビュー書きなよ〜。

コマフォト&ビデオSALON_06

個人的に読み込んだのが可変NDフィルターの検証ページ。
いろいろ参考になった。
そして、読みながら気になったのがEOS R用の可変ND組込マウントアダプター。

Canon EOS R_09

これが実用的なら一眼動画の圧倒的な武器になると思っています。

コマフォト&ビデオSALON_07

ワタシの連載コラム、アフターファイブはローランドのV-02HD。
AUGMのステージ用にも好適だと思います(笑)

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2019年1月18日 (金)

ビデオSALONでポートレートムービー特集

20日発売のビデオSALON 2019年2月号(あれ?20日は日曜だから明日19日に書店に並ぶかも)の特集2は、ポートレートムービーのススメ。
趣味全開(?)でぜんぶ書かせていただきました。

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ビデオSALON 2019年2月号 案内

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この特集用に撮り下ろし(大袈裟)かつ、編集者同行というレアケース。
(写真は編集Sさん提供)
写真みて分かるように、雨が降ったり止んだりのクリスマスに(笑)

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今回、ぜんぶEOS Rで撮ってみました。
レンズはRF28-70mmF2LとRF50mmF1.2Lのみ。小雨でも安心して使える防塵防滴な組み合わせです。

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過去のムービーもモデルさんの許諾いただき作例として掲載

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去年撮ったこれはEOS-1D X Mark II。(撮影協力:Ryutaro Kataoka)

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マジックアワーを狙ったのですが、悪天候で低照度、ローコントラストとの戦いになったのは内緒・・ではなく、初めてのEOS R投入でコレかと内心プレッシャー。

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4K動画からの切りだし(映像編集時に色は弄っています)、個人的に暗所でのEOS Rの動画評価になりました。ISOは3200〜6400。

Tokyo Holy Night from SAIKA on Vimeo.

作例として60秒のムービーを。
モデル 杏  /   音楽 https://ibgm.jp

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人通りの多い中、三脚は迷惑なので、フルード一脚と機材はすべて小さなショルダーバッグ(f.64のSCM2)。スタッフがいないときのロケ撮影は基本、このスタイルです。

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2019年1月13日 (日)

フォトグラファー白書2019 コマーシャルフォト2月号

コマフォトことコマーシャル・フォト 2019年2月号の見本誌が届く。
巻頭フォトグラファーズナウは、ハンナ・ムーン (Hanna Moon)、いいセレクト。

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アジアらしく、そしてロンドンテイストの、強く、鋭いファッション写真は気になっていた。
日本の若手もロンドンに行くひとが多いらしい。(あと香港や上海)
年頭恒例のCM BEST 10 (2018)は、1位と3位をハズキルーペが獲っていて、その関係か「ハズキルーペ 躍進の理由」なる記事も組まれ広告論として一読の価値あり。
ただ、個人的にはあのCM、あけすけ過ぎて苦手なんだよなあ。

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そして2年おきに集計、公開されるフォトグラファー白書2019。これだけのために奇数年のコマフォト2月号は保管してるくらい必読。
回答者の5割近くが活動分野を広告としていたり、ジャンルも4割がポートレイトと答えるあたりは、コマフォトの対象層による偏りがあるので、「写真を業とする」ひとの全体像とは当然異なるけれど、それでもいろいろ見えてくるものがある。
プロの半数がアシスタント経験ないとか、レタッチの有無、その費用負担等。

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収入も前回調査より中央値があきらかに下がり、トップ層(年収 2,000万円以上)も年々減少、1,000万オーバーの上位層(?)が2割を切るなど、正直、厳しい業界だなあと思う分布。
でも、最も高かったギャラで1,000万円以上が3人、500〜1000万が7人、というのは、1回というよりプロジェクト単位の金額だと思うものの、まだハイバジェットな仕事が健在とすればいい傾向か。
媒体別で広告が最も高く、雑誌が群を抜いて低い、とストレートに書かれていると、うわあ、という印象ではあるが(笑)

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メインで使っている機材、スチルではEOS 5D Mark IV、EOS 5D Mark IIIがワンツーフィニッシュであわせると3位のD850の3倍というのはちょっと意外だけど、これも「コマーシャル」フォトゆえの偏り?
ムービーではαが1位、3位に躍り出て、これはダヨねえ、という気持ち。
キヤノンユーザーとしては、がんばれとしか・・・(笑)

他にもいろいろ書きたいけれど、あまり詳細にコメントするのは良くないと思うのでぜひ誌面で。

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連載 Still Life Imaging 素晴らしき物撮影の世界は「水面の煌めき」
これ、動画でやっても面白いだろうなあと思う。時間軸、は、動画の大きな武器だけど、ゆらぎ、や、光の変化も、ムービー表現の強さだと思うのです。
で、驚いたのは、この作例が

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そのまま、表3で富士フイルムの広告に使われていること。
フィールド、拡げてるなあ、南雲さん。

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2018年11月17日 (土)

ビデオSALON 12月号はフィルムルックの作り方

ビデオSALON 2018年12月号が届く。もう、巻数としての2018年は最後なのか、なんとなく焦ります。
20日発売のビデオSALONが17日に届くのも早いけれど、実は12月号はInterBEE 2018の会場で先行発売されていました。え?雑誌ってそんなにリードタイムあるの?

Videosalon12_01

そして表紙が富士フィルムのX-T3で、特集がフィルムルックのつくりかた
「ビデオ」サロンでフィルムルックの特集というのも隔世の感がありますね。

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フィルムルックというかフィルムトーンというか、パキッとした画ではない画調は単なる流行りと片づけられない魅力を持っているけれど、今号のビデオSALONはデジタルエッグのカラリストまで駆りだして20ページにもおよぶ特集。
そして冒頭近くで「答はひとつでは無い」と言っているのも好印象。
そう、カターグレーディングって、色補正ではなく、演色(そして演出)だと思うので、この宣言はとても重要に思います。

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さらにLogの解説記事や

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フジのX-H1のフィルムシミュレーションを使ったミュージックビデオの解説。
最近、ビデオSALONはフジの存在感が増してきているけれど、たしかに魅力的。
使ってみたい・・けれど、いまはこれ以上自分のリソースを分散できないからなあ。

高田さんと共著のFinal Cut Proはタイトルライブラリについて。
そしてアフターファイブ連載はEOS R。これはすでにWEB公開されているものと被ります。

単独の1機種としてみるとまだ物足りない部分も不満もあるEOS Rですが、EOS Rシステムの基本能力はとても高く、この動画ひとつとっても、50mmF1.2開放でここまで素直に追随するのはEOS-1D X Mark IIには出来ない(EF50mmだから、というのは大きいですが)。

EOS R 顔認識AF from SAIKA on Vimeo.

個人的には、いまのうちにEOS Rのアドバンテージを使えるようになっておこうと思っています。

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2018年10月19日 (金)

ビデオSALON11月号はミラーレス一眼動画Q&A

気がつけば10月も半ばを過ぎ、ビデオSALON 11月号の見本誌が届く。
今号の特集はミラーレス一眼動画Q&A  カメラ&機能篇。

Salon

でも表紙はPXW-Z190ですが(笑)

先日出たコマフォト11月号もミラーレス特集だったし、いま、旬なのはレフじゃなくてレス、なのは間違いない。

同時に出荷直後のブラックマジック ポケットシネマ 4Kのレビューを鈴木佑介氏が書いている。(大学で頼んだBMD Pocket Cinema 4Kはまだ来ない・・・_| ̄|○)
しかも生素材といえる Cinema DNG RAWデータ(一部)がダウンロードできるのも○。
DaVinci Resolveの習熟訓練にも良さそうな素材なので、これはありがたいところ。

アフターファイブ連載ではサムソンのポータブルSSD X5を試したのだけど、これが驚き。

SAMSONG SSD X5

マットなレッドに相応しい、まさに3倍速い、Thunderbolt 3 接続SSD。
NVM Expressで x4のリンク幅を持たせるとこうも凄いのかと思った。
おそらくG-TechnologyのG-DRIVE mobile Pro SSDも同様の速度を叩き出しそうに思いますが、円盤の時代から棒(?)の時代に変わりつつあることをひしひしと感じます。

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2018年10月13日 (土)

コマフォト 11月号でiichiko広告特集

週明け発売のコマフォトことコマーシャル・フォト 2018年11月号が届く。
白眉は 特集 徹底解析 iichiko ロングランポスターの秘密に迫る
そう、あの駅貼りB0ポスターの「いいちこ」の広告特集。

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表紙は君塚裕さん
タイミング的に当然、ミラーレス特集になるのだけど、EOS RやNikon Zの検証特集(柳下隆之氏)の前に、

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特集 ビューティXミラーレス として GFX50Sがどんと来るのはコマフォトらしい。

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そして、iichikoの特集。

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いいちこの広告はTVCMを含め総合展開しているけれど、やはり中心はあのポスターたち。
そして、アートディレクターの河北秀也氏。

コマフォト誌面でも書かれているけれど、三和種類にはいまでも宣伝部はない。
広告戦略はすべて河北秀也氏が担っている。
モノ(製品)ではなく世界観をみせる写真を核にした広告。言うのは容易いけれど実現するのはものすごく難しい。ましてや30年以上の時間に渡って。

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実は昔、河北秀也氏にはとてもお世話になっていて、iichikoのテレビCMの一部は編集をさせてもらっている(もちろん、河北氏の手足として、ですが)。
その意味でも感慨深い特集。

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その河北さんが送ってくれた iichiko design (しまった、サインしてもらえば良かった)

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ワタシの書棚の一角に鎮座している。

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ホントはこれがやってみたいのだけど(笑)
そうそう、いいちこのTVCM、ナレーションは河北秀也氏なんです。(全部ではない)

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コマフォトの話に戻ると、今号の南雲暁彦さんの連載、
よく見ると、カメラはフジのGFX50S、レンズはキヤノンのTS-E90mmF2.8L マクロ だ。

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2018年9月20日 (木)

ビデオSALON 10月号でフルサイズとマイクロフォーサーズ比較

ニコンとキヤノンの参入で一気に戦国時代を迎える気配のフルサイズミラーレスですが、その状況を踏まえてビデオSALON2018年10月号は「動画重視のミラーレス一眼選び」
その特集のなかで、「フルサイズとマイクロフォーサーズのボケを比較する」ページを書きました。誌面に載せられなかった比較作例をこちらで掲載。

MFT_Full_比較_5

原稿執筆時にEOS Rは未発表だったので、OM-D E-M1 Mark II とEOS-1D X Mark II(写真はEOS 5D Mark III)で。

50mm相当比較B_文字あり

モデルはYUZUさん

MFT_Full_比較_2

レンズはマイクロフォーサーズのボケを極める3兄弟
M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO、ED 25mm F1.2 PRO、ED 45mm F1.2 PRO。
フルサイズは
EF35mm F2、EF50mm F1.2L、EF85mm F1.4L。

M42vsFullseze

撮影も並べるのもタイヘンだった比較図。
誌面は他の作例もあるので、ぜひ。

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2018年9月19日 (水)

新いちばんやさしいiMovie入門 発売1周年

Facebookの過去のこの日が教えてくれました。
1年前の今日、著書、新いちばんやさしいiMovie入門 (秀和システム)が発売された日です。
2017年9月19日のmono-logue

Imovie

紙の本を出すというのは年々厳しい行為となっている中、この 新いちばんやさしいiMovie入門 は今年、重版されている幸せな本です。
実は大学時代の同級生であるTさんは、ライトノベル作家として10年、25冊の単行本を出している実力派だったりするので、その足元にも及ばないものの、彼女が同業者扱いしてくれるのは秘かな自慢です。

モデルに、コーディネイターに、アドバイザーに、多くの友人知人が協力してくださいました。
ありがとうございました。改めてお礼を。

あ、1年前に書いたように、印税は100%、写真と映像とMac関係の無駄遣いに投資させて頂きます(笑)
MAXとかRとか、後日、このブログを飾るかもしれません。
iOS版のiMovie章もあります。
明後日でる過去最大の解像度を持つiPhoneは、その高精細なスクリーンを活かして、iMovieでも活躍してくれると思います。
よろしければ、是非。

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